今回は価格改定ツールについて解説します。
Amazonで商品を効率よく売っていくためには日々の価格改定は避けて通れません。
しかし、10個や20個ならともかく、100個も200個も商品を扱っていると
この価格改定作業というのは非常に大きな負担になります。
「価格をチェックして改定する×200回」
文字にしただけでもうんざりしますよね。
実際はうんざりどころかやる気も起きなくなるくらいの重労働です。
時間もかかります。
そんな面倒な価格改定を自動で行ってくれるのが価格改定ツールです。
これを導入することによって
日々の価格改定の作業を省略することができます。
しかしいざ導入しようとしても価格改定ツールは現在、
沢山の種類があって迷ってしまうはずです。
そこで今回は価格改定ツールの中から御三家とも呼ばれる3大ツール、
・プライスター
・マカド
・Cappy
の3つをご紹介します。
それぞれ特徴が違いますので、
この記事を参考に是非自分に合ったツールを探してみてくださいね。
■せどり用価格改定ツールとは
Amazonで管理している商品を自動的に最安値や最安値付近に改定してくれるツールです。
このツールを使うことによって価格改定に関しては何もしなくてよくなります。
しかも価格改定だけじゃなく、Amazonへの出品をサポートしたり、
売り上げを表示してくれたりといった機能も豊富です。
「価格改定ツール」というよりも
「Amazon出品支援ツール」とでも呼んだほうがよさそうです。
そのくらい豊富な機能が今の価格改定ツールには付いています。
この価格改定ツール、月額料金がかかります。
出品数が少ないせどらーにはメリットがあまりありません。
商品数が常時100商品以上あるようなせどらーさんは
作業の効率化を図るためにも導入を検討するべきでしょう。
■価格改定ツールのメリット
価格改定ツールを導入することによって以下のようなメリットが得られます。
・時間の節約
・手間がかからない
・その他Amazon出品サポート
まず何といっても価格改定の手間がなくなり時間の節約になります。
100商品扱っているとして、
毎日その商品の価格チェックと価格改定を行うと何時間もかかります。
かといって価格改定をさぼると商品が売れません。
何日かに1回確認するにしても結局はトータルで何時間も作業時間はかかってしまいます
その時間ははっきり言って利益を生まない時間です。
何時間も価格改定で無駄にするくらいなら
自動で価格改定してもらって、浮いた時間を仕入れやほかの作業に充てましょう。
その方が絶対に利益になります。
この時間と手間の節約が価格改定ツールの最大のメリットです。
そのほかにもAmazonに出品したり、
商品を管理したりするための豊富な機能が付帯しています。
機能が多くて把握するのは大変ですが、
慣れてしまえばAmazonでの商品管理は非常に楽になるでしょう。
■価格改定ツールのデメリット
価格改定ツールにはデメリットもあります。
・経費が掛かる
・利益を下げる
まず、価格改定ツールには月額料金のかかるものが多いです。
今回紹介するツールも毎月3980円~4800円かかります。
規模の小さいうちから使用すると利益を圧迫します。
ある程度商品数が多いせどらーにはメリットの方が大きくなるので特にデメリットにはなりませんが、導入する場合は自分の事業の規模とよく相談しましょう。
なお、ツールには無料のものもありますが、
機能や使い心地、信頼性の面からおすすめしません。
自分の利益、お金に直結するものなので、信頼できる有料のものを使うべきです。
また、自動で価格を最安値に合わせてくれるということは、良い事ばかりではありません。
例えば出品者が5人いて、そのうちの一人が
キャッシュフローの問題から処分値下げに踏み切ったとします。
その人の商品が売り切れてしまえば、大体は相場はもとに戻るのですが、
自動改定ツールは当然その処分価格に合わせて価格を改定してしまいます。
場合によっては仕入れ値を下回る可能性があります。
もちろんそうならない設定機能も付帯していますが、
これらの設定を間違えると思わぬ損失を出すこともあるでしょう。
■プライスターとは
非常に有名なせどりツールです。
料金は月額4800円。
せどりツールと言えばまず初めにこのプライスターの名前が出てきます。
プライスターは設定が簡単で、機能は豊富。
価格改定の速度も速いです。
売上、粗利と言ったデータもグラフで見やすく表示、管理してくれますし、
サポートも充実しています。
そのほかにも
・出品サポート機能の充実
・アプリ版のリリース
・在庫金額管理
などなど。
Amazonの出品で必要なほとんどの機能を網羅しているといってもいいでしょう。
デメリットはちょっと動作が重いです。
一日何時間も開いているわけではないのでそこまで気になりませんが、
もっさりしている時があります。
あとは価格改定のパターンのほんの少し少ないかな、と感じます。
とはいえ、特に不満点もない優秀なツールと言えるでしょう。
■マカドとは
マカドも有名なせどりツールです。
月額料金は4800円。
プライスターと同じです。
マカドの特徴はとにかく早い事。
価格改定の速度もサイトの動作もものすごく早いです。
価格改定が早いということはライバルの動きにいち早く連動して
価格改定を行いカートを取りやすくなります。
後はとにかく使いやすい。
初心者にもおすすめできる設計です。
価格改定ツールは機能が豊富な分、覚えることもたくさんあります。
サイトが使いやすいというのは初心者には大きなメリットです。
データ集計機能も強化されていて、在庫がどのくらいあるのか、
どの時期にいくら売れたのか、といった事業に必要なデータが一目瞭然。
出品サポート機能もあり、
セラーセントラルを使わなくてもマカドから簡単に出品が行えます。
デメリットは特にありません。
勿論細かいことを言い出したらどんなツールもきりがないのですが、
僕が使っている限りでは不満に思った点はありませんでした。
非常にバランスのいいツールです。
■Cappyとは
Cappyは月額料金3980円。
今回紹介したプライスターとマカドより1000円安いです。
まずこれがメリット。
次に全体的な機能がまとまっているという特徴があります。
価格改定パターンも豊富ですし、サンクスメール機能もあります。
言い方を変えると可もなく不可もなく、になりますが
この価格でこれだけサポートしてくれるツールはなかなかないです。
デメリットは使い方がやや複雑です。
一言でいうと「使いづらい」。
豊富な機能がありすぎるせいで覚えることも多く結構難しい印象です。
マスターしてしまえば豊富な機能で非常に心強いツールになるのでしょう。
ですが、初心者は覚えるまでに心が折れるかもしれません。
現状は上級者向けのツールです。
■一番のお勧めは現状マカド
今回紹介した3つはどれも高いレベルでまとまっていて、
どれを選んでも最終的には問題ありません。
ですが、初心者の方にはマカドをおすすめします。
マカドは初心者に使いやすい設計になっていて、
それでいて中級者や上級者が不満に思うような点もないです。
今回ご紹介した3つの中で特に初心者に優しいという点で
どんな方にも幅広くお勧めできるツールです。
■まとめ
プライスター、マカド、Cappy。
どれも非常に高性能で便利な価格改定ツールです。
どのツールを選んでもせどりの負担を減らしてくれる頼もしいツールです。
一長一短はありますが、慣れてしまえばどのソフトも優秀です。
最終的には自分のせどりスタイルと合っているかどうか、という話になるでしょう。
しかし初心者の方には負担が少ないマカドをおすすめします。