
「デザインシンキング」とは何かご存じですか?
ビジネスでもよく使われますし、自分の考え方にも身に付けておきたい要素になります。
今回は、デザインシンキングとは何か、デザインシンキングの中でも必要な要素を解説していきます。
何か目標を達成したい人は必ず見るべき内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
1.そもそもデザインシンキングとは?
そもそも、デザインシンキングとは、人間が持っている問題を解決するための考え方になります。
デザインは設計するという意味で、シンキングは思考や考え方という意味になります。
これらを組み合わせると、考え方を設計するという意味合いになります。
また、共感、問題定義、アイデア、プロトタイプ、テストの5つの段階があり、これらの段階を繰り返し進んでいくことで自分の中の様々な問題を解決していきます。
考え方を設計するという意味では、「マインドセット」という言葉と非常に似ている部分があります。
マインドセットに関して詳しく書かれている記事はこちらにありますのでぜひご覧ください。
参考:マインドセットを変えて整える意味、効果、メリットとは?
2.デザインシンキングが注目される理由
このデザインシンキングですが、最近あらゆるところで注目されています。
実際のところ、世界でも有名なブランドでもデザインシンキングが取り入れられています。
皆さんおなじみのGoogleやAppleなどです。
多くの有名企業やブランドは、新製品をリリースするのに毎回すべてを新しくしているわけではありません。
特にiPhoneだとスマートフォンという土台は変わらず、使いやすさや利便性がより改善され、新しいものがリリースされます。
このように、全く新しい商品を毎回開発してリリースするのではなく、一度開発されてリリースされたものの改善や少し手を加えたものを新しくリリースするものがほとんどです。
これがデザインシンキングの一例であり、新開発よりも「改善する」ということがコアとなる考え方になります。
3.デザインシンキングの5ステップ
「改善する」ということですが、冒頭でもお伝えした5つの段階が存在します。
それぞれ順番に解説していきますので、よく頭に入れておくようにしましょう。
今回は、わかりやすいように企業のモノづくりの面からお伝えしていきます。
3-1.共感
まずは共感です。
ここでは、世論や人間の傾向を観察し、ユーザーの経験などを把握します。
ユーザーの行動から考え方、感情などを理解し、どのような発見をするかを議論します。
3-2.問題定義
続いて、問題定義です。
共感の部分で明らかになったものをもとに、ユーザーの課題を探します。
いわゆる、ユーザーのペルソナを設定することになります。
そこからどのような商品を開発するか、どんな方向で進めていくのかを設定します。
3-3.アイデア
問題定義から設定したものを今度はどのようにして実現できるのか、そのためには何が必要であるのかを考えます。
ユーザーに対して利便性や使いやすさなどを十分に考える場でもあります。
3-4.プロトタイプ
ここでは、先ほどのアイデアを形にします。
商品を作る際は低コストで最低限の機能を果たすものを作っていきます。
ここでまた新たなアイデアが発案されることもあります。
こうして試行錯誤されて完成へと近づいていきます。
3-5.テスト
いよいよ、ユーザーへ実際に触れ合う機会を設けます。
しっかりとユーザーの期待に応えられているか、これまで踏んできた段階で正しかったのかを検証します。
もしあまり良い評価でなければ、また段階を戻して改善していく必要があります。
このようにして、現在も人気のある商品はこれらの段階を踏んでいます。
今回はモノづくりで表現しましたが、これがデザインシンキングの5つの段階です。
これらの段階は自分の考え方にも活用することができます。
「共感、問題定義、アイデア、プロトタイプ、テスト」
この段階をうまく活用しましょう。
4.ビジネスに携わる人に必須の考え方
このように、デザインシンキングでは、ビジネスにも活用する機会がありますし、自分の中での考え方を改善することもできます。
特に今回は、先ほど紹介した5つの段階を良く頭に入れておきましょう。
それ以外にも、様々な場面で活用することができますので、ぜひ今回の内容をしっかり理解していただき、あらゆるところで実践していきましょう。