
「サラリーマン思考」や「オーナー思考」という言葉を皆さんは耳にしたことはありますか?
おそらく一度はどこかで聞いたことがあるでしょう。
ですが、聞いたことがあるだけでこれらの意味をしっかり理解している人は少ないのではないでしょうか。
「サラリーマン思考」と「オーナー思考」では、「働く」ということの目的が大きく異なります。
現在サラリーマンでこの状況から抜け出したいという方は、まずは思考から見直すようにしましょう。
1.サラリーマン思考
まずは、サラリーマンの思考から見ていきましょう。
サラリーマンは、自分自身のみで収入を得ようと考えます。
また、時給×時間で収入を考えます。
よく、サラリーマン同士で、
「残業や休日出勤をすると給料が増えるんだ」
「働けるうちに働いておこう」
といった会話を耳にする、あるいは実際に会話をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
このような会話は、サラリーマン思考の人しか出てこない発言です。
残業や休日出勤など、働けば働いた分だけ給料は上がりますし、残業や休日出勤を積極的にすることで、上司からの評価が高まったり、高めようと頑張ります。
残業や休日出勤で働く時間を増やす
↓
給料が上がる
↓
残業や休日出勤をすることで上司の評価が上がる
↓
時給が上がり、給料が増える
以上の流れを永遠ループします。
このループは、給料を上げるために多大な時間を売っており、体が動かなくなるまで働き続けなければいけません。
一部のサラリーマンは、会社に縛られない生活をしようと脱サラして自分の店を開いたり、起業する人もいます。
しかし、サラリーマンとして働いていた時間よりも脱サラしてからの方が働く時間が多くなっている人がいます。
せっかく自由な時間を確保するために脱サラしたのに、以前より自由な時間が無くなるのであればリスクが増えるだけで何の意味もありません。
では、なぜこのような状況に陥ってしまうのでしょうか。
その原因は、自身が売上の仕組みに入ってしまっているからです。
これでは、脱サラしても何ら変わることはないでしょう。
売上の仕組み、いわゆる自分の事業に自分自身は入ってはいけないのです。
オーナー思考にならないといけません。
では、サラリーマン思考から抜け出してオーナー思考になるには一体何が必要なのでしょうか。
2.オーナー思考
サラリーマン思考では、自分自身が売上の仕組みに入っていますが、オーナー思考は対照的で、自分自身は売上の仕組みに入らず、自動的に売上を上げる仕組みを作る必要があります。
自動的に売上を生み出すには、
・プログラム
・人
以上が必要になります。
全然働いていないのに大きく稼いでいる人がいれば、その人はプログラムと人を有効活用しています。
2-1.プログラム
プログラムと聞くと、プログラミングなど専門的な難しい何かを想像しがちですが、そうではありません。
今の時代では、ビジネスをする上で、インターネットが必須になります。
この、インターネットそのものがプログラムで動いています。
プログラムが自動的に動いているからこそ、少人数でも大きな利益を上げることができます。
実際のところ、IT系の企業は、他の業種の企業に比べると従業員数は少ないですが、大きな利益を上げています。
このように、プログラムを自動的に動かす仕組みを作ることで、自分自身が働くこと、貴重な時間が潰されることがなくなります。
さらに、時間に余裕ができるので、新たなことに取り組むことも可能になります。
収入源がいくつもある人は、余裕ができた時間で新たな収入源を増やすといったことを繰り返しています。
以上がプログラムの仕組みになります。
2-2.人
自分以外の人を回して自動化させます。
飲食店で例えると、自分の店で自分が働くのではなく、従業員を雇って食べ物を提供する形です。
もちろん、何もしなくても自分の店ですので、売上が自動的に入ってきます。
すべて、自分以外の人をうまく動かすことで自動化させています。
ですが、人には様々な事情があったり、感情があるため、自分の思うように動いてくれるとは限りません。
そういった人が増えれば事業は難しくなりますが、インターネットを使った事業は、プログラムによって自動化されていますので、急に思うようにいかないといったことは少なく、かなり魅力のあるものです。
最初は、自動化させるために自分自身が働くことは仕方がないかもしれません。
ですが、今から思考を変えて今後取り組んでいくことが大切になります。
2.3つの思考をおさらいしよう
このように、「サラリーマン思考」と「オーナー思考」では、大きく異なります。
特に大きな違いは、
・「サラリーマン思考」は、自分自身が働き続けて収入を得る
・「オーナー思考」は、プログラムや人を活用し、自分自身が働かなくとも収入を得ることができる
以上が大きな違いになります。
ずっと同じループを繰り返して時間を削り、働き続けるのか
自動化の仕組みを作るために全力で取り組み、後々自分が働かなくても稼いでいけるのか
後者を目指すためには「オーナー思考」に変えなければいけません。
そのためには、プログラムと人をどのようにうまく活用させるかを考えて、自動化させる仕組みを探す努力をしていきましょう。