paypal登録方法やメリット
■paypal(ペイパル)とは何か?
ペイパルは、ネットで支払や代金の回収ができる、
オンライン決済サービスです。
アメリカの電子決済会社が運営しています。
アカウント登録者のみが利用できる、
ペイパル支払という支払方法によって
簡単かつ安全に支払・代金回収を行うことができます。
190カ国で利用でき、25種類の通貨に対応しています。
世界的に利用されている便利なサービスです。
世界各国に2億人ものユーザーがいます。
日本の公式サイトがあり、
日本語にもしっかり対応しているため安心して利用できます。
■paypal(ペイパル)のメリット
ペイパルを利用するメリットを、
買い手・売り手両方の視点からご説明します。
○買い手のペイパル利用のメリット
- クレジットカード情報を伝えなくて良い
ネットショッピングにおいて億劫な作業が、
毎回入力するクレジットカード情報です。
カード番号は、メールアドレスや電話番号と違って、
なかなか暗記できるものではないですから、
決済のたびにお財布からクレジットカードを取り出して、
情報を入力するという作業をすることになります。
ですがペイパルのアカウント登録をして、
クレジットカード情報を登録しておけば、
メールアドレス・パスワードでログインするだけで
決済が出来ちゃいます!
カードを取り出して入力する手間が省けるうえに、
間違いを防げるため、大変便利です。
- 登録料・手数料が無料
買い手側は、登録料・手数料などは一切かかりません。
便利で安心のサービスが無料で受けられるということは、
大変ありがたいですよね。
- クレジットカード情報を知られない
ペイパル決済では、
相手方にクレジットカードの情報は通知されません。
ネットショッピングで懸念されているのが、
クレジットカード情報の流出です。
日本ではあまりないですが、
外国のサイトを利用する際なんかは不安ですよね。
ですが、
ペイパル決済なら安心して決済を行うことが出来ます。
取引相手は、取引で得た情報を悪用することが出来ませんから、
気兼ねなくインターネットショッピングを楽しめます。
- ショッピングのトラブルを保護してくれる
商品が届かない時や、届いた商品が注文したものと違う場合などの
インターネットショッピングによるトラブルが発生したとき、
購入金額を返金してくれるサービス『買い手保護制度』があります。
条件や手続きがありますが、
このサービスがあれば安心してお買い物が出来ますね。
※手続は、購入後180日以内に行う必要があります。
※対象外となる商品もありますので、ご注意下さい。
- カードのポイントも貯まる
クレジットカードを利用することで、
ポイントやマイルを貯めてる方も多いですよね。
ペイパル決済をした場合、
使用したクレジットカードのポイントもきちんと貯まります!
- 大手カードブランドが対象になっている
ペイパルに登録できるカード会社は、
JCB、AMEX、VISA、MasterCardの4種類です。
どれも大手カードブランドなので、
このうちどれかは持っている!という方がほとんどですね。
○販売者のペイパル利用のメリット
- 個人情報管理の軽減
クレジットカード情報などの個人情報を知ることがないので、
個人情報管理のリスクが軽減されます。
- リアルタイムに反映される
銀行取引の場合、
営業時間外には利用できなかったり、
翌営業日の入金になってしまいますが、
ペイパルではリアルタイムに送金・入金が反映されます。
- 手数料が安価であること
ネットショッピングにおいてユーザーは
クレジットカード決済をする人は多数います。
クレジットカード決済が出来ないところでは、
購入も考えてしまうという場合もあります。
ですから、
クレジットカードでの決済ができるサービスは
利用したいですよね。
しかしクレジットカード決済を導入するには
それなりのコストがかかりますし、審査ありの手続きも必要です。
ペイパルなら、
簡単な登録を済ませておくだけで利用できますし、
販売者側も比較的安価で利用することが出来ます。
個人でせどりを行っている場合にも、
大きな負担にならないため導入しやすいです。
※料金について
アカウント開設費 無料
初期費用 無料
月額手数料 無料
売上高に応じて決済手数料が発生します。
■逆に、デメリットな点は?
ペイパルのデメリットと思われる点もご紹介しておきます。
- 分割払いが利用できないこと
ペイパル決済の画面上では、
分割支払いを選択することができません。
よって、取引は基本、一括支払いのみになります。
※クレジットカード会社に電話、またはログインをすれば、
決済完了後・未引落の決済に関して
リボ払いや分割払いの事後登録が出来る場合があります。
ご自身のカード会社や、
設定内容によっても異なりますし、
別途手数料が発生する場合もあるため
利用時は注意が必要です。
- アカウントへのログインが簡易であること
簡単なアカウント情報の入力のみでログインして
決済処理が出来るという魅力的な部分でもありますが、
簡単が故にセキュリティ性が落ちてしまうことも。
パスワードの設定と管理は、
自己責任のもと、厳重に行うようにしましょう。
ログイン状態持続も可能ではありますが、
自分しか利用しないパソコン・スマートフォン以外では、
このサービスは利用しないようにしましょう。
※その都度ログインするようにしましょう。
- 販売者側の場合、買い手保護が脅威になることも
ペイパルには、買い手が安心してショッピングできるように
『買い手保護制度』があります。
これは、
○違う商品が来た場合
○商品が到着しない場合
などに180日以内に手続きをすれば返金されるという
買い手としてはとても安心なサービスです。
しかし、
買い手側が『思っていたのと違う』と感じてしまえば
返金・返品の対象になってしまう可能性があるということにもなります。
よって、
販売者側としては、誤解を生まないように
商品説明や発送時期の通知を事前にしっかり行う必要があります。
■ペイパルの登録手順
○買い手アカウント作成時
1.『新規登録(無料)はこちら』をクリック。
2.『パーソナルアカウント』を選択し『続行』をクリック。
3.国名、メールアドレス、パスワードを入力し『次へ』をクリック。
※メールアドレス・パスワードは忘れないよう注意しましょう。
4.名前、生年月日、国籍、住所、電話番号を入力し
チェックボックスにチェックをして『同意してアカウントを作成』をクリック。
※海外サイトで利用する可能性があれば、名前は英語で入力すること
※電話番号は、最初の「0」を省いて入力します
例090-1234-5678の場合、『90-1234-5678』
5.登録したいクレジットカード情報を入力し『カードを登録する』をクリック。
6.『アカウントに進む』をクリック。
7.『メールアドレスを確認』をクリック。
8.『メールの送信』をクリック。
9.届いたメールを確認し、『メールアドレスの確認』をクリック。
10.ログイン情報(メールアドレス・パスワード)を入力し、ログインする。
11.『アカウントが作成されました』
『メールアドレス確認済み』
『カード登録済み』の全てがチェックされていれば完了です。
○販売者アカウント作成時
1.『新規登録(無料)はこちら』をクリック。
2.『ビジネスアカウント』を選択し『続行』をクリック。
3.メールアドレス・パスワードを入力し『続行』をクリック。
4.アカウント取引責任者の情報を入力
(氏名、国籍、生年月日、住所)
※のちに本人確認書類と照合されます。
5.事業情報を入力
(事業所名、電話番号)
※事業所名は法人の場合は会社名ですが、
個人の場合はサイトやショップの名称で結構です。
※事業所住所はアカウント取引責任者住所と同様に
チェックをすればよいです。
6.事業タイプ・カテゴリを選択
7.『本人確認手続きの残りのステップを完了しましょう』をクリック。
8.アカウント管理者情報の追加事項を入力
(職業、自宅住所)
9.本人確認書類のアップロードを行う。
※登録者名と同一の情報の本人確認書類であること
※2MB以下のデータであること
※文字が読み取れる写真であること
※スマートフォンで撮影するかパソコンにスキャンしたデータを添付しましょう。
10.使用目的を選択する。
11.1~4週間の間に郵便で暗証番号が届くので、
ログインして暗証番号を入力する。
※転送不要郵便として配達されるため、転送利用中の方は
転送解除するなどしておいてください。
※暗証番号入力には期限があるのでご注意下さい。
12.登録したメールアドレスにメールが来るので、
メールアドレスの確認をする。
13.売上金を現金化するための銀行口座を登録します。
事業の設定→アカウント設定→『銀行口座を登録しましょう』をクリック。
※すぐに確認できると便利なので、ネットバンクをおすすめします。
14.クレジットカードの登録をします。
事業の設定→アカウント設定→『カードを登録しましょう』をクリック。
15.クレジットカード明細を確認、200円の支払の明細に記載されている
4桁の番号を入力して、登録完了です。
ビジネスアカウントの方は、
郵便での暗証番号の確認や、
クレジットカード明細へのコード通知など、
厳重な確認作業があり、少し手間と時間がかかります。
そのため、ペイパルを利用する場合は、
速やかに登録を進めましょう!
■ペイパルの有効活用!
ペイパルのメリット・デメリットを把握して、
登録方法が分かったところで、
次は、活用方法をお伝えします!
○国外仕入(輸入)の際に活用しよう!
国内のサイトでの仕入れでは、
クレジットカード決済が出来るサイトが多いですね。
日本国内ではまだ、
ペイパルよりもクレジットカード決済が主流なので、
仕入時に活用するタイミングは少ないかもしれません。
しかし、国外から仕入を行う場合、
ペイパルが何といっても安心です!
国外のサイトやショップに、クレジットカードの情報を
送信し続けるのは、リスクがあります。
信頼できるショップかどうか判断するまでの間、
クレジットカードの明細を都度チェックしなればなりません。
(金額が合っているか、心当たりのない買い物の履歴はないか等のチェック)
しかし、ペイパル決済の場合、
個人情報が伝わることなく取引が出来るため、
サイトやショップの信頼度を自分で確かめる必要がありません。
万が一商品が届かない、不良品だった等の場合も、
買い手保護制度によって返品・返金をしてもらうことも出来ます。
このように
○簡単決済
○個人情報の保護
○返金・返品制度
という3つのポイントが国外仕入に適しています。
国外仕入で利益が出る商品を見つけたものの、
支払面、商品の状態面などで不安があり、
仕入を懸念していた場合も、
ペイパルを利用することで一歩踏み出すことが出来ますね。
○クレジットカード会社が限られる場合
インターネットショップでは、
カード会社が限定されている場合があります。
ご自身がせどりに利用しているカード会社が対象外だった場合、
カード決済が出来ない・・・なんてことになります。
ですが、ペイパル決済が可能なショップであれば、
カード会社を気にせず仕入をすることが出来ます。
○輸入代行会社への決済もペイパルで!
国外仕入を頻繁に行う場合、
輸入代行会社を利用している方もいますよね。
輸入代行会社への支払いに関しても
ペイパル決済に対応しているところが多いので、
安心して決済することが出来ます。
■まとめ
せどりのような転売ビジネスでは、
いつどんな高利益商品がどこで見つかるか分かりません。
国内だったり国外だったり、
いつも使っているショップだったり、
使用したことのないショップだったり様々ですよね。
初めて利用するショップが、
安心して仕入できるショップかどうか精査する時間は無駄です。
ペイパルが利用できるかどうかを確認するだけで、
安全性は十分に確認できるからです。
その理由は、
○カード情報等が相手側に伝わらないこと
○買い手保護制度があり返金・返品に対応してくれること
せどりにおいての必須ツールは多数ありますが、
ペイパルもその一つだと言えます。
販売者側のアカウントも、
多販路販売をしていく上で利用することになる可能性があります。
手続に多少時間がかかりますので、
事前に登録しておきましょう!