
サイドビジネスに興味がある方であれば、一度はせどりを検討したことがあることでしょう。
せどりはインターネットが発達した現代の新しいビジネスです。
しかし、実際は昔ながらのビジネスです。
それは、せどりも昔からのビジネスも安く仕入れて高く売るという基本的なものだからです。
ですが、違法であるケースがあったりなど、信ぴょう性に欠ける部分があるかたもいることでしょう。
今回はこの副業向きであるせどりについて、合法であるのかも含め、フォーカスして解説をしていきます。
せどりはどれくらい儲かるのか、またせどりで失敗する原因はなんなのかなども、詳しく解説していきます。
1.せどりとは
昔はせどりといえば、価値のある中古本を安く購入し、高く売却するといううパターンのビジネスでした。
しかし、現在では扱うものは本だけではありません。
家電や家具など、様々なジャンルのアイテムで、転売を行うことをせどりといわれています。
また、プレミアがつくような新品の限定アイテムを購入し、転売することも、せどりとして認知されています。
せどりを簡単にいうと、何かしらのアイテムを安く購入し、高く転売をして、利益を得るという昔ながらのスタイルのビジネスだと言えます。
また、副業としてのせどりを継続的に行うためには、古物商許可証を取得しなくてはいけません。
違反した場合の罰金もしっかり定められているため、稼いだ利益を確保し、赤字にならないためにも、早めに用意するようにしましょう。
自分で申請を行えば、2万円程度で取得ができます。
本格的にせどりを行うつもりであれば、古物商許可証を取っておいたほうが安心です。
もし、自分で申請するのが難しいと感じたら、お金を払って行政書士などのプロに手続きしてもらうことも可能です。
自分の状況に合わせて選択をしていきましょう。
ちなみに、せどりはビジネスであるため、年間で稼いだ額、副業であれば大抵は収入が20万円を超えた場合は、税金を支払う必要があります。
毎年3月の確定申告の時期に、例え副業であっても対象者は稼いだ額を正確に税務署に伝える義務があります。
そして、支払うべき税金を算出してもらいましょう。
2.仕入れる方法
せどりで取り扱う商品を仕入れる方法は数多にあります。
一般的なのは、近所にある中古アイテムを販売する店舗を見て回り、高く売れそうなものを探す方法です。
本やゲームを販売する古本屋や、家電や家具などを販売するリサイクルショップなどが全国にたくさんあります。
様々なお店を見て回って、仕入れ先にしましょう。
仕入れ先を開拓すれば開拓するほど、利益が出るアイテムを確保しやすくなります。
また、オンラインショップでも、お得だと感じる中古アイテムは販売されています。
しかし、すでに適正価格になっている場合が多いです。
そのため、仕入れ先には向いていません。
ですが、限定品などの新品アイテムは、インターネットを使って予約をすることをお勧めします。
お目当てのアイテムがあれば、オンラインショップでの予約開始日をチェックするようにしてください。
そして、当日にすぐに申し込みましょう。
1点しか購入できない場合が多いですが、複数のオンラインショップを駆使していけば、限定品を複数確保することも可能です。
ちなみに、韓国や中国のオンラインショップで、格安のアイテムを購入をし、日本で販売するというやり方もあります。
パソコンやスマホ用の便利なガジェットや流行の衣類など、たくさんのアイテムが安く販売されています。
そのため、そのようなサイトを仕入れ先にするのも良い方法です。
副業だったとしても、上手く仕入れ、販売のペースを担保することができたら、十分な利益を得ることができます。
3.オススメの副業方法
次にオススメの副業方法を紹介します。
せどりでお金を稼ぎたいのであれば、メルカリやヤフオクなどの個人売買のサイトを活用していきましょう。
メルカリは自分で価格の設定をすることができるので、
希望価格で取り引きをすることができます。
副業にはもってこいのプラットフォームです。
サービスの特性上、購入者に値下げの要求をされることはそれなりにあります。
しかしそれに応じるは販売者側次第です。
ヤフオクはオークションサイトであるため、最低価格を決めて、あとは購入者に価格を競ってもらうことで、最終的な値段が決まります。
需要があるアイテムであれば、予想よりもずっと高い価格がつく場合もあります。
もちろん、どちらか片方だけで販売する必要はありません。
両方のサービスを利用するのも1つのやり方です。
ちなみに、メルカリやヤフオクと同じようなサービスは多々ありますが、利用者数が少ないところはそれだけ売れる商品が難しいため、王道のサービスを使うことをおすすめします。
また、副業では難しいかもしれませんが、お金に余裕があるのであれば、大手のオンラインショップの中に自身のお店を持つことも1つの方法です。
出店をすると、そこの検索システムに自分が販売するアイテムを掲載することができます。
個人売買のサイトより、多くの人の目に触れやすくなるというメリットがあります。
しかし、商品が売れなかったとしても、出店料は取られてしまうというデメリットもあります。
損をしないためには、利益を確保できるようになってから、オンラインショップの利用を考えるのが得策です。
4.失敗するケース
失敗をしてしまうケースもある程度法則があります。
それは、どのくらいの価格で売れるのかを見誤ったまま、アイテムの仕入れをしてしまうと、せどりは失敗してしまいます。
それ以外にも、副業だからと甘くみていると、思いがけないことで損に繋がってしまうことがあるので、十分注意をしなければいけません。
例えば、限定品だと思って購入をしたのに、販売者側が商品の増産を決めたりしてしまうことです。
チケットのように国が規制を行い、売却が不可能になる場合もあります。
せどりは頭を使って行動しなければ、利益どころか赤字になってしまいます。
そのため、世の中の動きをしっかりとつかんだ上でせどりを行うことが大切です。
少しでも在庫として確保するのが危ないと感じた商品は、手を出さないようにしましょう。
また、副業でせどりを行う場合、手間や時間もきちんと考えた上で値段設定をしなければ失敗へと繋がってしまいます。
仕入れのコストだけでなく、商品の梱包や発送など、せどりにはやるべき工程が多くあります。
それらにかかる手間や時間をすべて考えた上で、商品の価格を決めなければ、副業とはいえ苦労に見合わない利益になってしまう恐れがあります。
時給に換算をした時に他のアルバイトをしたほうがずっと稼げるくらいなら、続ける意味がないと感じてしまうかもしれません。
自分のしていることが、時給や日給で考えた時に満足できるラインにあるのかをしっかりと見極めるようにしましょう。
5.せどりは違法なのか
転売についてのトラブルが目に付きやすいため、せどりは違法なのではないかと疑う方もいると思います。
確かに、実際に転売による逮捕者も出ています。
また、メルカリやヤフオクなどでもアカウントを凍結されることもあります。
しかし、そのような場合に問題になっていることは、せどりを行ったことではありません。
せどりで取り扱った商品に問題があったため、逮捕やアカウントの凍結が起きているのです。
例えば、偽物のブランド品や、虎の毛皮など売却が禁止されているものをせどりで取り扱ってしまうと、最悪の場合は逮捕されてしまう恐れがあります。
虎の毛皮は国に許可さえ取れば大丈夫なこともありますが、手続きを取らなければ、違法行為です。
ほかにも取引が禁止されているアイテムはたくさんあるので、珍しいアイテムをせどりの対象にしたい方は、法律に扱っても大丈夫な商品かどうかを事前に知識として学んでください。
そして、アカウントの凍結は、違法品だけではなく、サイトが禁止している商品を取り扱ったときにも起こります。
取り引きしてはいけないものは、サイトの規約に記載されています。
仕入れを行う前にきちんと目を通すようにしましょう。
ただ気をつけてほしいことが、以前は大丈夫だったとしても、突然禁止になる可能性もあります。
そのため規約は最初だけではなく、定期的に確認をするようにしてください。
副業とはいえ、あくまでも仕事です。
押さえる必要がある部分はしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
副業せどりを始める前に疑問に思うことについて説明をしてきました。
しっかりとリスクや最低限の知識を得た上で副業でも稼いでいきましょう。