
せどりを副業でしようが、起業しようが、失敗はしたくないとほとんどの人が思っていることでしょう。
本格的に事をはじめる時には不安を抱えるばかりで、どうしても失敗のことを考えてしまいます。
「仕入れで失敗したくない、損することはしたくない。」
と誰もが思うことです。
しかし、せどり上級者でも初心者の頃にはたくさんの失敗をしてきています。
お客さんからクレームが来たりとか、仕入れた商品を安く販売して赤字になったり、商品の仕入れができなかったり。
などの失敗があって、今があるわけです。
だから、失敗の経験は決して無駄ではないのです。
そこからいろいろな学びがあるのです。
そうは言っても、失敗するのは嫌なものです。
なので、せどり初心者が失敗をできるだけ少なくできるように、この記事では仕入れで失敗した内容と対策方法をまとめました。
この記事を最後まで読んでいただくことで、仕入れのリスクを減らす対策に活かしてください。
1.Amazonせどり仕入れの失敗例とは
上級者でも初心者の頃には仕入れの失敗をしてきています。
そんな失敗をしても稼いでいけるのが、せどりの良いところです。
ここでは全てAmazonせどりの失敗例をまとめているので参考にしてください。
1-1.商品価格競争が起こり赤字販売
これはよくあるケースで、ライバルが増えすぎて価格競争が起こり赤字販売になった例です。
はじめは、販売者は3~4人しかいませんでした。
仕入れ価格も安価で利益があり、モノレートのグラフを見ても売れている状態でした。
仕入れ価格は2.000円、販売価格は5.000円の商品でしたので、はじめは10個仕入れて、直ぐに全部販売になりました。
これは稼げると思い、次に、50個仕入れました。
しかし、なかなか商品は売れていきません。
気が付けばいつの間にか、出品者が十数人以上に増えていました。
その次に起こった現象は、ライバルが増えすぎたために価格競争が起きました。
5.000円の売価があっという間に1.800円まで下がりした状態。
泣く泣く赤字で販売をして、トータルでもかなりの赤字で終わりました。
このことで学んだことは、販売者が増える想定が出来ていなかったということです。
ビジネスで儲けを増やそうと思うと、先の想定をしなければなりません。
1-2.メーカー専売商品の仕入れ
Amazonに出品できる商品は出品禁止の商品でなければ、基本的にはなんでも出品することができます。
しかし、ここで気を付けなければならないのが、Amazonで販売されていても、メーカー専売商品の販売は禁止されているということです。
例えば、わかりやすいのが
メーカー名と商品名が同じ商品は要注意です。
メーカー商品は特に、高回転の商品が多くメルカリなどで安く売られているので、つい仕入れをしてしまいがちなのです。
出品して商品が売れて喜ぶのも束の間、メーカーより商標権侵害の警告メールが来ます。
その内容は、商品の取り下げと法的手続きをチラつかせる内容のメールです。
この警告が来た時には、直ぐにお詫びの返信を行ってください。
そして、商品の出品停止をしてください。
しかもこの警告を無視しないようにしてください。
なぜならば、商品の販売を続けた場合には、Amazonへの報告と法的処置もするとまで言っているからです。
ですので、メーカーから警告メールがきた場合は、商品出品を直ぐに停止してください。
対応が遅れたならば最悪、Amazonに報告されてアカウント停止になる可能性が高いからです。
真摯に即対応すれば、それ以上は何もありません。
そしてその後は、商品の返送手続きをして、フリマ販売するしかないです。
このケースも結局は、赤字販売で終わってしまいました。
これはモノレートの判断ミスでした。
モノレートの出品者の変動をよく見るようにしてください。
出品者数が1人の場合とか、不自然に増減が多い場合や価格を見るとほぼ一定金額になっている場合には、メーカー商品の可能性があります。
こういう場合には、仕入れしないように気を付けてください。
1-3.価格差だけを見て仕入た結果
リサーチをしていると突然、価格差がある商品を発見し、この金額で売れば利益計算しても黒字だったので、全てある在庫を仕入れました。
Amazonでの販売価格も利益が出る金額でした。
しかし、それで実際に出品したところ、全然、1個も売れませんでした。
これはモノレートの確認をしていなかったという初歩的なミスです。
モノレート詳しい使い方は以下の記事をご覧ください。
↓ ↓ ↓
後から、確認した時にはすでに遅く、1年に1個売れてるだけの商品でした。
全然売れていない商品を何十個と仕入れしたんです。
ただ、幸いなことに数千円の在庫だったので救われました。
必ず仕入れ前には、モノレートの確認を行うことは鉄則です。
1-4.Amazon出品規制商品の仕入れ
安く仕入れられる利益商品があったので、速攻で仕入れを行いました。
納品準備をしていると、
「このブランドには出品許可申請が必要です。」
「現在、この商品は出品いただけません。出品の申請も受け付けておりません。」
というメッセージが届いたのです。
こうなると、当然、この2商品はAmazonで販売することができません。
結局これらの商品はフリマで販売するという流れです。。
これも、せどり初心者にありがちなパターンです。
Amazonではメーカー商品によって、出品許可申請をしないと出品出来ない場合と、そもそも出品許可申請も出来ない商品があります。
調べると結構いろいろなメーカー商品があります。
これを未然に防ぐには、出品確認をすればいいだけのことなんです。
出品する
→ボタンが出てくれば出品が出きます。
出品許可申請
→このボタンが出ると出品制限が適用されている商品になります。
ですので、仕入商品を見つけた際には慌てずに、出品するボタンの表示を確認してから仕入るようにしてください。
特にせどり初心者は、仕入れた商品が出品できないのは大きなダメージになります。
一手間掛けるか掛けないで、仕入れで失敗するかしないかにもなります。
出品許可申請の一部には、
・パナソニック
・SONY
・富士フィルム
・SanDisk
・GOPRO
・CANON
・NIKON
・ショップジャパン
・CAPTAIN STAG
以上のメーカー商品は予め出品許可申請が必要になってきます。
あと、CD・DVDは出品許可申請さえもできない商品が多いようです。
ビジネスとして十分に収益をあげていき、拡大していく場合に問屋仕入れを行い出品許可申請していけば大丈夫です。
1-5.不良品の仕入れ
ヤフオク・メルカリで仕入れた場合によく起こる問題です。
新品と書いてあっても開封していたり、箱が潰れて届いたり、また、動作確認済にも関わらず動かなかったりと、個人から購入する時には確認をしてから、購入することをおすすめします。
利益が取れる商品が多いため直ぐに購入に走る気持ちは分かりますが、ここは落ち着いて出品者に確認を取るほうが賢明です。
結局、Amazonで販売して売れた時にクレームがきて、最悪返品にでもなれば意味がないからです。
素人検品を素直に信じないほうがいいようです。
届いた商品は責任を持って自分で確認をする方がいいです。
1-6.試用見本品は販売不可
これもヤフオクやメルカリで安く販売されていた化粧品があったので、購入してそれを知らずにAmazonで販売をした為クレームが来た話です。
使用見本品は商品の裏にそのまま使用見本品と書いてあります。
よく店舗にテスター用として置かれているサンプル商品のことです。
見た目は全く同じ商品なので間違いやすく、Amazonの規定では
「サンプル版及び試用見本品は販売禁止」
となっています。
間違えて販売した場合には、最悪、Amazonではアカウント停止のリスクもあります。
くれぐれも、販売しないように気を付けてください。
2.仕入れに失敗しない対策方法
前述ではせどりの仕入れの失敗例をあげてきました。
ここでは、同じような失敗をしなくていいようにその失敗を元に対策方法を説明していきます。
2-1.安いだけで仕入れの対象にしない
仕入れをするのは商品を販売するためです。
いくら安くても商品が売れなければどうしようもありません。
仕入れる前には必ずモノレートを見ることです。
例えば、1か月に数個売れる商品はほぼ在庫しておかなければなりません。
せどり初心者には在庫する商品よりも、やはり回転率の良い商品をおすすめします。
仕入れた商品が売れない理由はいろいろあります。
需要が無い、型落ち品など、売れない商品を売れないで済ませず売れない理由も調べると尚いいです。
調べることにより、段々と仕入れのレベルも上がっていきます。
2-2.出品者数を見て仕入れの判断
売れている商品を選ぶことも大切ですが、その次に出品者数も考えて仕入れをする必要があります。
なぜならば、仕入れ価格も良いし回転率も良いという理由で商品を仕入れても、出品者が多すぎると値崩れを起こして赤字になることがあります。
そんな商品を仕入れないためには、ライバルが増えるかどうかを予測する必要があります。
一番簡単な方法は上図のように、モノレートユーザー数を確認することです。
モノレートを見るのは、そもそもせどりをしている人しか見ません。
なので、モノレートユーザーの数値が大きければ、他のライバルがその商品の仕入れをする可能性があるため仕入れをしないことです。
この時点で仕入れの判断ができれば、赤字で販売することは回避できる訳です。
2-3.メーカー専売商品を仕入れないようにするには
メーカー専売商品を仕入れしまったら、それだけで損益になります。
Amazon販売できないだけでなく、商標権侵害でAmazonアカウント停止ということにもなりかねません。
アカウントが停止になるのは非常にリスクの高いことです。
絶対に、メーカー専売商品は仕入れないように気を付けてください。
メーカーが独占販売している商品の特徴として、ブランド名と商品名の一部が同じであったり、一定の価格を守られていたりします。
あとは、モノレートの出品者数が、売れてもいないのに減っていたりするのはメーカー専売商品の可能性があります。
メーカー専売商品でいない時には、出品者数が多いと値崩れをおこし、価格が自然に下がっていきます。
くれぐれも、注意をするよう日頃から気を付けておいてください。
2-4.出品確認を行う
基本的に仕入れる前には出品確認を行うことを徹底したほうがいいです。
いくら安くて回転率の良い商品を仕入れても、出品できなければどうしようもありません。
むしろ、完全に損益になるので仕入れないにこしたことはありません。
仕入れ商品が見つかったとしても、一番は出品確認をすることをおすすめします。
確認するにはAmazonセラーセントラルを利用してください。
2-5.フリマ仕入れはすべて検品をすること
商品を販売するからにはせどりでも、必ず商品の検品を行うのが大原則です。
特に、個人から購入する場合には念を入れての検品が必要です。
なぜならば、不良品を販売するとクレームになり返品などがあるし、何よりショップの評価が下がることになるからです。
そんなことにならないためにも、面倒かもしれませんが商品の検品をすることをおすすめします。
万が一、不良品を購入した場合には返品することもできるので、自分の資金を守ることにもなります。
2-6.中古品販売は正確な商品説明を心掛ける
Amazonでは中古品の販売は商品状態を選んで出品します。
ほぼ新品、非常に良い、良い、可のいずれかを選びます。
そして、Amazonで出品した同じ商品は、商品説明が前の文章のまま残っています。
中古の場合、商品は同じかも知れませんが個々の商品状態が違うために、商品説明をその都度変更する必要があります。
例えば、1番目に仕入れた商品が「ほぼ新品」で販売、2番目に仕入れた商品状態は『良い」。
ここで注意をしなければならないのが、2番目の商品説明を作っておく変更しておく必要があります。
なぜならば、変更をしなければ1番目の商品説明が、そのまま反映されてしまうからです。
前の商品状態のまま販売をしてしまうと、当然クレームになります。
返品になれば結局、利益も無くなります。
くれぐれも、中古商品の場合その都度商品説明を変更するように気を付けてください。
3.未然に失敗を防ぐ!
ビジネスでせどりを続けるためのリスクヘッジとは
Amazonせどりの失敗例を見て注意をして仕入れることでは
・メーカー専売商品には注意をする価格差だけを見ない
・Amazon出品規制商品のブランドを把握する
・フリマには不良品もあるので確認をする
・試用見本品が書いてないかチェックをする
以上の点を気付けるよう覚えておいてください。
仕入れに失敗しない対策方法としては、
・安いだけで仕入れの対象にしない
・出品者数を見て仕入れの判断を行う
・メーカー専売商品を仕入れないようにする
・出品確認を行う
フリマ仕入れはすべて検品をすること、中古品販売は正確な商品説明を心掛けるということを徹底するように心掛けてください。
この記事に書いている失敗をすることが無ければ、せどりビジネスで収益をあげていくことができるようになります。
留意してほしいことが、いくらせどりの仕入れに失敗をしなくなっても、
「目先のことにとらわれすぎて本質を見失う」
ということにならないよう注意してください。
大切なことはビジネスとして、
「せどりでいくら稼いで行くのか」
という目標を立てていくことです。
夢があって起業や副業でせどりをはじめたわけです。
せどりで稼いでいくことはお金を貯める手段であって、未来の夢を叶えるというはじめに抱いた思いは常に持っていて欲しいです。
この記事を読んで仕入れで悩むことなく、仕入れの失敗も減っていくこと間違いなしです。
Line@では他にもせどりの経験と知識情報を流しています。
良かったら登録してください。